骨粗しょう症 ②  ~骨密度+骨質~

骨粗しょう症 ①の記事はこちら→

骨密度が同じなのに、なぜか骨が折れやすい人がいます。その場合は”骨質”に注目です!

骨粗しょう症というと、以前は骨密度を中心に考えられていましたが、骨密度は正常範囲であるにもかかわらず、骨折する患者さんがいることがわかり、その原因を調べていくと、人により骨質に違いがあることが明らかになりました。つまり、骨の強さは”骨密度”だけではなく”骨質”も大切ということです。

骨の強度には骨密度が70%、骨質が30%程度関与すると言われています。

当院の測定は、WHOの基準に組み込まれているDEXA 法を取り入れており、世界最上位グレードの骨密度を評価する米国Horizon社製のX線骨密度測定装置に、骨質を評価するTBSーiNsight(海綿骨構造指標)ソフトウェアを導入し、正確な骨の強度を検出して診断に役立てています。

定部位は、腰椎と大腿骨近位部(足の付根部分)です。骨粗しょう症が原因での骨折を起こしやすい部位を直接測ることで、高い精度の骨密度を知ることができます。また腰椎と大腿骨近位部を測定すれば、他の部位の骨折リスクの評価もすることができます。検査時間は3分~5分程度で、じっと寝ているだけです。服装に注意してきていただければ、着替えをせずそのまま横になるだけで検査が可能です。検査結果は、患者さんにお渡ししています。早期発見、早期治療をするために、骨密度+骨質の検査をオススメします。

  • DEXA法・・・Dual Energy X-ray Absorptiometry の略で異なるエックス線を照射し骨と軟部組織の吸収率の差で骨密度を測定する方法です。被ばくは極めて少なく、迅速かつ精度の高い測定ができ、骨密度測定の標準とされています。
  • 骨質・・・骨の微細構造、骨の代謝、微小骨折の有無、石灰化の状態などのこと。
  • 骨密度・・・骨に含まれるカルシウムなど、単位面積当たりの骨の量のこと。
  • TBSーiNsight(海綿骨構造指標ソフトウェア)・・・骨質を解析するソフトウェア。骨密度とは別にわざわざ骨質のための検査をする必要はなく、骨密度測定装置の測定データーを使用して評価できるものです。

写真はTOYOMEDECより拝借いたしました。

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