肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)

症状について

肩関節周囲炎(四十肩・五十肩)のイメージ写真

肩関節周囲炎は一般的には四十肩・五十肩と呼ばれています。
四十肩・五十肩になると肩甲骨と上腕骨を繋いでいる肩関節に痛みが生じます。
特に上の方に置いてある物を取る時や手を後ろに回した時などに痛みを感じやすくなるため日常生活に支障が出やすい疾患となります。

原因について

四十肩・五十肩は老化に伴い筋肉や腱が劣化することで柔軟性が損なわれてしまうことが原因です。

治療方法について

四十肩・五十肩は主に急性期→慢性期→回復期を経て改善に向かっていきます。そのため各段階に応じた治療方法を行っていく必要があります。
急性期では痛みを和らげるためにステロイド注射を打ち、慢性期では温熱療法により肩の血行を良くし、回復期では少しずつ肩を動かしてリハビリを行います。

自宅でできる簡単ストレッチ

四十肩・五十肩を予防するために簡単なストレッチ方法をご紹介します。

  1. 椅子に座って背筋を伸ばして綺麗な姿勢をキープします。
  2. その体制のまま下記画像のように肩をゆっくり上下に動かします。
  3. この動きを10回繰り返して行い、常日頃から肩甲骨の可動域を広くしておきましょう。
自宅でできる簡単ストレッチのイメージ写真

野球肩

症状について

野球肩のイメージ写真

野球肩とはボールを投げるような動作をした際に肩関節周辺に痛みが発生する疾患です。疾患名に「野球」と付いていますが、野球以外でも肩をよく使うスポーツであるハンドボールやバレーボールなどでも発症しやすい疾患です。
野球肩は最初の頃は運動後に痛みを感じる程度ですが、悪化するにつれて運動している時以外でも、少し動かすだけで痛みを感じたり、肩が腫れたりします。

原因について

野球肩の原因の多くは、肩の使いすぎによるものです。肩関節に負荷のかかる動作を繰り返すことで、炎症や損傷が起こり、患部の痛みに繋がります。

治療方法について

野球肩の治療方法についてイメージ写真

野球肩の痛みを放置して、練習を続けると最悪の場合、腱の断裂や疲労骨折などが起こり手術が必要になります。そうならないためにも野球肩と診断されたら、練習は一時的にやめ、少しでも安静することが早く回復する秘訣です。その際にテーピングで肩をなるべく動かさないようにし、アイシングをすることも効果的です。

野球肩を予防するためのストレッチ

四十肩・五十肩を予防するために簡単なストレッチ方法をご紹介します。

  1. 下記画像のように腕を組む。
  2. 10秒程度かけてゆっくりと身体をひねります。
    ※この時になるべく腕が下がらないように意識します。
  3. その後腕を組み替えて、同様に反対側にも身体をひねります。
野球肩を予防するためのストレッチのイメージ写真

肩腱板断裂

症状について

肩腱板断裂のイメージ写真

肩腱板断裂とは何かの拍子に転倒したり、肩をついたりした時にその衝撃によって、画像のように肩関節の間にある筋肉が断裂してしまうことを言います。
主な症状としては、動かすと痛みがあるため肩関節付近の動きが鈍くなります。
その状態のまま悪化すると、常に痛みを感じるようになるため寝付けなくなってしまったり、腕が上がらなくなってしまいます。

原因について

原因としては2種類考えられます。
1つ目がなにか強い衝撃を受けた時の外傷により一気に筋肉が断裂してしまうケースです。
そしてもう1つが常日頃から肩を使いすぎたり、加齢に伴って機能が低下することにより断裂してしまうケースです。

治療方法について

一般的には湿布や痛み止めなどを用いた薬物療法を行いつつ、患部の経過を確認するようになります。ただし一度断裂した筋肉は自然と繋がることはないため、必要に応じて肩関節に再度断裂した腱板を付ける手術を行うことをおすすめしています。

肩腱板断裂時の就寝時の姿勢ついて

就寝時に患部を下にして寝ると負荷がかかってしまうため、仰向けになり、タオルやクッションを上手く使用して腕の高さを調節してあげることで、できるだけ痛みの少ない姿勢をするように心がけましょう。

肩関節脱臼

症状について

肩関節脱臼のイメージ写真

肩関節脱臼とは、外部からの強い衝撃を受けることで、上腕骨とそれを支えている肩甲骨の一部である肩関節が外れてしまっている状態を意味します。肩関節は人体の中でも可動域が特に広い部分であるが故に、とりわけ強度が不安定で関節が外れやすい部分でもあります。そのため、人体で起こる全脱臼の内の半分以上は肩の脱臼が占めていると言われています。肩関節が外れると、激痛を感じます。無理に動かそうとするとなおさら痛みを感じてしまうため、外れた方の肩はダランと下がり、両肩の高さが合わなくなることがよくあります。

原因について

肩関節は脱臼しやすい関節ですが、日常生活を過ごしていて、なんの前ぶりもなく外れることはありません。主な原因としては、ラグビーなどのスポーツをやっている際の衝突や、転倒時に前腕で体を支えた時などの衝撃で外れることが多いです。

治療方法について

肩関節脱臼の治療方法についてイメージ写真

肩関節脱臼になった際は、クリニックにて整復をしてもらうことですぐに治すことは可能です。しかし治療をしてすぐはまだ肩関節の固定が弱いため、治療後3~4週間は肩を固定して経過観察を行います。

脱臼グセとは?

肩関節脱臼は若い時に発症すればするほど、再発をしやすい疾患です。なぜ再発を繰り返すのかというと一度外れた肩関節はいくら整体によって治しても、完全に治ることは少なく、脱臼をする前と比べて関節の固定が弱くなってしまうからです。そのため脱臼が繰り返し起こってしまうことを「反復性肩関節脱臼」と言います。この場合、治療方法としては手術が行われることもあります。

肩こり

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肩こりになると肩・首・背中に疲労感や重だるさが出てきて、特に首の可動域が限定されてしまいます。また、肩こりが重症化すると頭痛や吐き気、めまいなども引き起こす可能性があります。

原因について

肩こりは、首周りの筋肉が収縮せずに固まってしまうことで、血流の流れが悪くなっていることが原因です。最近になり特にリモートワークをされる方が増えてきたことに伴い、PC業務中の姿勢不良が原因で徐々に肩こりで悩まれる方が増えてきており、肩こりは現代病といっても過言ではありません。

治療方法について

薬物療法(湿布や局所麻酔)やマッサージ療法(こり固まっている筋肉をほぐし、血流改善を行う)を中心に施術していきます。

脱臼グセとは?

肩こりを予防するためには常日頃から筋肉を収縮させて柔らかくしておくことが大事です。
首が痛くなるとつい首周りの筋肉のみ揉みほぐしがちですが、実は肩甲骨の周りの大きい筋肉を意識してストレッチを行うことで、血流の流れは良くなります。
以下の画像に沿って、常日頃からストレッチを行うように心がけましょう。

  1. 両肘をなるべく顔と同じぐらいの高さまで上げて、肩甲骨を引っ張るイメージで顔の前に腕を持ってくる。
  2. 深呼吸をするイメージでゆっくり腕を後ろに持ってくる。
  3. この状態のまま約5秒間両肩の肩甲骨をくっつけるイメージでキープする。
    ※①~③を起床時と就寝時に5回ずつ行います。
肩こりのイメージ写真