- 2025年4月27日
- 2025年4月20日
第403回 福岡臨床整形外科医会 教育研修会

4月の土曜日、福岡市で開催された研修会に参加しました。
まず講演1では、産業医科大学整形外科 塚本 学先生による「骨折予防のための骨粗鬆症診療:みんなで取り組めば骨折は減らせる」というご講演を拝聴しました。
骨密度と骨折リスクが一致しない場合、骨の構造変化や材質特性といった「骨質」が重要であることを基礎研究と実臨床のデータから詳細に説明いただきました。また、先生が参画されている呉市では骨粗鬆症治療の地域連携によって、骨折発生率が減ってきているとのこと。大変感銘を受けました。
講演2では、西宮協立脳神経外科病院 副院長 瀧川 直秀 先生が「地域連携で取り組む骨折リエゾンサービス 〜骨粗鬆症治療をどのようにつなげるか〜」という演題でのご講演をされました。
先生が中心となって開始された西宮協立脳神経外科病院での骨折リエゾンサービスと、西宮市での地域連携についてご紹介されました。まず、骨折リエゾンサービスでは医療スタッフの素晴らしい助力に頭が下がる思いでした。また、西宮市では地域連携パスの新しい流れを導入し、更に連携パスをICT化するなど、独自の方法でご発展されており、見習うべきことが多くありました。
今後の診療に活かしていきたいと思います。院長