６月のエントランス：雨の日：梅雨入り

６月は、旧暦でいうとおよそ５月にあたり、梅雨（つゆ）五月雨（さみだれ）の、雨の時候です。今日、気象庁より、九州南部北部の梅雨入が発表されました。雨というと、湿度が高く、空気が肌や髪にまとわりつくような感じがし、何となく鬱陶しい気分になりがちですが、紫陽花などの草花や青葉が雨に打たれる姿はひとしお美しく、趣深く感じられるものです。また、草木を挿し木するには適した時季！　草木を育てることが好きな方にとっては楽しめる時期でもあります。雨の音に耳を傾け雨の音を聴く、、、そういう楽しみ方もあります。いつだったか忘れてしまいましたが、ある雨の日に、一人の患者さんがエントランスでタオルを出し床に置かれました。何をなさるのかなと見ておりましたら、タオルでご自身の靴底をお拭きになってから院内に入って見えました。滑りやすくなる院内への配慮、他の方々に対する配慮をなさるお姿は素敵で感動いたしました。思いがけず感動をいただけたことで、疲れがとれました。

これから一時、鬱陶しい気分になりがちかもしれませんが、そんな中でも楽しいことや良いことなどを上手に見つけ、今月も、皆々様が、明るく笑顔で過ごせますようにと願っております。

今月のエントランスは、紫陽花とニコニコ笑顔のカエルたちと、てるてる坊主が皆さんをお出迎えお見送りをしています。