• 2024年12月22日

骨粗鬆症 勉強会

皆さんは骨粗鬆症という病気をご存じでしょうか?

骨粗鬆症についてはこれまでブログに幾度も掲載してきていますが、実際に転倒して骨折し、骨粗鬆症も患っていらっしゃったという患者さんが非常に多いので、今日また改めて書きたいと思います。


骨粗鬆症は「沈黙の病気」と呼ばれています。

自覚症状がないまま進行し、ある日突然、転倒や軽い衝撃で骨折を起こす危険性がある疾患です。

特に高齢者の場合、骨折によってそのまま寝たきりになってしまうリスクも高く、健康寿命を大きく左右します。


日本では骨粗鬆症を抱える人が約1,300万人にのぼると推定され、その多くが治療や予防を行わずに日常生活を送っているとの統計がでています。

骨粗鬆症は早めに気づき、適切な対策を取ることで大きな被害を防ぐことが可能です。


●骨粗鬆症の主な原因


・加齢による骨密度の低下
・ホルモンバランスの変化(特に閉経後の女性)
・栄養不足(カルシウムやビタミンDの不足)
・運動不足


●骨粗鬆症を予防するには?


予防には日々の生活習慣が重要です。以下のポイントを意識しましょう。


・バランスの取れた食事を心がける
・カルシウムを多く含む食品(乳製品、小魚、大豆製品)を摂る
・ビタミンDを意識して摂取(魚やキノコ類、または日光浴)
・適度な骨に負荷をかける運動(ウォーキングや軽い筋力トレーニング)
・禁煙・節酒
・日光を浴びる(ビタミンDが活性化されます)

<骨粗しょう症 チェックリスト>
以下の項目に、4~6個以上当てはまる場合は、骨密度が低下している場合があります。
一度、骨密度検査をされることをおすすめします。

  • 牛乳や乳製品、小魚、大豆製品をあまり食べない
  • 日光を浴びる時間が少なくビタミンDが不足していると感じる
  • 運動習慣がなく、歩く時間や身体を動かす機会が少ない
  • 長時間座っていることが多い
  • 喫煙習慣がある
  • 毎日お酒を沢山飲む(適量を超えて呑むことが多い)
  • 最近、身長が縮んだと感じる(または他人から指摘を受けた)
  • 転倒や軽い衝撃で骨折したことがある
  • 姿勢が悪くなってきた、背中が丸くなってきたと感じる
  • 親や兄弟姉妹が骨粗鬆症、また骨折をしたことがある
  • 閉経が早かった(45歳未満で閉経した)※女性
  • ステロイド薬を長期間使用している

先週木曜日はランチ勉強会🥢が開催され、骨粗鬆症について、骨粗鬆症に使用されるお薬注射について学びました。

骨粗鬆症の治療をしているとしていないとでは、転倒した時、シートベルトを装着していたかしていなかったかの差ほどに出るといわれています。

早めの検査、定期的な検査をし、早期治療に努めてまいりましょう。

今日のランチは・・・がっつり食べてエネルギーを満たそう💪ランチでした🤭

さきむら整形外科リハビリクリニック 0940-39-7041 ホームページ