• 2025年7月21日
  • 2025年7月20日

骨卒中予防 顎骨壊死予防 骨粗鬆症治療 重要性

宗像福津地域の医師会主催の勉強会: 19日 第671回 宗像臨床アーベントで座長を担当しました。

今回の勉強会では、骨粗鬆症治療に関連した顎骨壊死における医歯薬連携を深めようという目的で、宗像医師会、歯科医師会、そして薬剤師会の先生方ご参加のもと、兵庫医科大学歯科・口腔外科学主任教授の岸本裕充先生に「骨卒中も顎骨壊死も予防するためのオーラルマネジメント」という演題でご講演いただきました。

骨粗鬆症の治療で骨吸収抑制薬を使用していると、0.2%程度の非常に低い可能性で顎骨壊死を発症することが知られています。純粋に薬剤が原因で顎骨壊死になるというより、虫歯や歯周病など口腔内の細菌感染の状態があると発症の確率が高くなるため、骨吸収抑制薬を投与する前に必要な抜歯や処置を済ませ、そして投与中には定期的な口腔内ケアを継続する、といった感染予防が大変重要です。

今回、薬剤関連顎骨壊死のポジションペーパー2023の筆頭著者で、この分野の我が国の第一人者である岸本先生に、ポジションペーパーのポイントと最新の知見について、とても分かりやすくご説明いただきました。今後の医歯薬地域連携のあり方を考える良い機会になったように思います。 院長

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