- 2025年12月8日
尿漏れ 頻尿 骨盤底筋 インナーマッスル
体の中には、インナーマッスルと呼ばれる筋肉があります。
インナーマッスルとは、姿勢の維持、関節の保護、基礎代謝向上、運動パフォーマンスの向上、スムーズな排泄など体全体を支えている大切な筋肉のことで、主に腹横筋、多裂筋、骨盤底筋、横隔膜で構成されています。
インナーマッスルはお互いが協調して働くことで、正しい姿勢を保ち、各関節の保護、基礎代謝の向上、運動のパフォーマンス向上、排便排尿障害、骨盤臓器脱等の予防と改善に効果があります。

11月、インナーマッスルの一つである骨盤底筋を軸とした講義とそのトレーニング方法を学んできました。
骨盤底筋とは、骨盤の底にある筋肉の集まりのことで、なかでも膀胱、子宮などの内蔵を下から支え、尿道(尿漏れ頻尿など)や肛門(便秘、排便)をコントロールし、排泄を調節する役割を担っている部分です。
出産された女性の場合は、出産により骨盤底筋やその周りの神経が損傷されるため、出産後に尿失禁、便失禁、骨盤臓器脱などの症状がでて悩まれる方が多くいらっしゃいます。
産後の方に関しては、産後直後から骨盤底筋へのトレーニングを始めることをお勧めします。
年齢に関わらず骨盤底の機能障害は、初期段階だと気づかなかったり、なかなか相談できずに症状が悪化してしまうというケースがあるのが現状です。
姿勢の維持や改善、各関節の保護、基礎代謝の維持向上、改善、運動パフォーマンスの維持向上、スムーズな排泄維持、排便排尿障害、骨盤臓器脱等の予防、改善にインナーマッスルを向上させましょう。
インナーマッスルのなかでも特に骨盤底筋のトレーニングは排便排尿障害、骨盤臓器脱等の予防、維持、改善に有効です。
お悩みの方がいらっしゃいましたら、リハビリ室でご相談ください。
理学療法士 菊池&アスレチック 山田