再生医療PFC-FD療法
PFC-FD療法とは
PFC-FD療法とは自身の血小板から自然治癒を促す「成長因子」を抽出し、それを活用することで、患部の治癒力を高める治療です。
最近では各部位における変形性関節症や靭帯損傷などの疾患の際に、手術を行わずに治療を進めることができる方法として注目されています。
ただしこちらの治療は保険適用外になるため、1クールの治療代に165,000円(消費税込)ほど費用がかかります。
適応疾患
- 変形性膝関節症(軟骨がすり減ることで起こる関節痛)
- 膝半月板損傷(膝関節内にある半月板に亀裂が生じたり、断裂した状態)
- 母指CM関節症(手の親指の付け根の関節の軟骨がすり減ることで起こる関節痛)
- 肩腱板損傷(肩関節の腱板が切れ安定性が損なわれ痛みがでる)
その他、下記疾患も適応となることがあります。
- 膝蓋腱炎:大腿四頭筋腱付着部炎:ジャンパー膝(多くは膝を酷使することで起こるスポーツ障害)
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 上腕骨内側上顆炎
- 足底筋膜炎(足の裏の痛み)
- アキレス腱付着部炎(長時間歩行などによる踵背側の痛み)
- 靱帯損傷(肘・膝の靭帯の緩み)
- 肉離れ(筋肉の部分断裂・筋断裂)
PFC-FD療法のメリット
- 手術や入院は必要ありません。
- 標準的な治療は2回の診療で完了です。
- 早期の競技復帰を目指せる可能性があります。
- 自分の血液を使うので副作用が少なく安全です。
- ヒアルロン酸の関節内注射より効果が見込めます。
PFC-FD療法のデメリット
- 自由診療のため治療費は全額自己負担です。
- 治療効果には個人差があります。(個人の血液に含まれる成長因子の働きで効果に差が出ます)
- 癌治療や重篤な合併症等お有りの方には行なえません。
- 1週間ほど注射による痛み、赤み、腫れが生じることがあります。
- 新しい治療のため治療後の効果に対するデーターがまだ充分ではありません。
PFC-FD療法の費用について
1クールの治療代に165,000円(消費税込)が必要です。
PFC-FD™は、セルソース株式会社の提供する商標です。
治療の流れ
診察
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採血
約3週間後(この間に専門機関で細胞を加工し、凍結保存をします)
患部への注入
リハビリの実施