• 2025年2月20日

タオルギャザー(運動)

昨日ご紹介した動画より

~①タオルギャザー(趾の運動)について~

足裏の筋肉や趾(足の指)を強くする運動で、主に屈筋群を鍛えるトレーニングです。

歩行や立ち座り時に地面を捉える力が強くなり、立っている時の姿勢の安定、歩行の安定、バランス能力を高めます。

倒れそうになった時の踏ん張る力、姿勢を立て直す能力を高めます。

膝、股関節などの下肢障害がある方は、ここの筋肉が鍛えられることで、立ってるときの膝や股関節への荷重のバランスが整うので効果が期待できます。

姿勢不良による腰痛、肩こりがある方にも、歩行が安定しバランスが整うことで効果が得られます。

足の障害(シンスプリント、扁平足、開張足、外反母趾、内反小趾、モートン病、趾の変形、アキレス腱炎、足底筋膜炎その他)のリハビリや予防としても足裏の筋肉、趾の関節が強化されるので有効です。

スポーツ選手のパフォーマンス向上、高齢者の転倒予防、日常生活の質の向上にも役に立つ運動です。

~追記~

屈筋群とは、下腿三頭筋(腓腹筋・ヒラメ筋が主に含まれ足関節の低屈に作用している筋肉)、足底筋(膝裏から足関節の底屈に作用)、長趾屈筋(下腿深部から第2~5趾まで繋がる筋肉)、長母趾屈筋(下肢後面深部から親指に繋がる筋肉)などを指します。

下腿(かたい):膝関節から足首の関節、くるぶしまでのことを指します。

低屈(ていくつ):足関節で足首を下に向かって動かす動作。

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